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「ダ・ヴィンチ・コード」の著者ダン・ブラウン作の「ロスト・シンボル」を読みました。
恐るべき取材力でフリーメイソンの内部を描き切っています。ここまで書いていいの?という・・・。長いのに面白くてさらっと読めてしまうのはさすがダン・ブラウンでした。
フリーメイソンなので、スピリチュアルなことに切り込んでいますが、この本を読む限り、ダン・ブラウン氏は2012年問題・・・、いわゆる「アセンション」があると期待していたふうが読み取れます。2012年アセンション問題というのは、2012年12月21日にマヤ歴の暦が終わっていることから、スピリチュアルな新時代の到来とか、人間が5次元化して半霊半物質になるとか、果てはキリストが再臨するとか、人類が滅びるとか色々とスピリチュアル業界では騒がれていて、私はテレビでプーチン大統領が2012年に地球の寿命が終わるかどうかについて記者に聞かれていたという記憶があります。ノストラダムスの大予言など、数年おきに終末的世界観が騒がれている感じですが、私も2012年問題に関しては色々と妄想して楽しみました。
ダン・ブラウンは、アセンション後の世界は明るいと見ていたようで、「ロスト・シンボル」も凄く希望に満ちた終わり方をしています。
「ロスト・シンボル」の前に、今年映画が公開されるらしい同著者の「インフェルノ」(ダンテ「神曲」の中の「地獄篇」を指しています)も読んだのですが、「ロスト・シンボル」が2009年発行でアセンションがあると言われていた前、「インフェルノ」が2013年発行でアセンションが結局何も起きなかった後です。そのせいか、「インフェルノ」はものすごーく暗い終わり方をしていて、著名な作家も振り回したアセンション問題凄い、と思いました。私は村上春樹の「1Q84」も、アセンション問題を意識していたのではないかと思っています・・・。
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