$ 0 0 ある時見た幻覚より。 大きな満月の前を、自転車に乗ったあの子が横切っていく。 地上では、家から、一人いなくなり、二人いなくなり、三人いなくなり、 そして誰もいなくなり、家は風で解体し、 家の跡に残ったのは、風に揺れてさらさらと音をたてる、すすき野原だけ。 クリックいただけたら嬉しいです。